2022年春の業界展望雑感

ご挨拶

プリントエクスプレスの中の人です。ブログの更新が滞ってしまいました。私事ですが1月末に手術を要する大怪我をしてしまい、幸いPC作業に影響はでない箇所ではありましたが、治療にかなりの体力と精神力を削がれてしまい、ご注文とお問い合わせいただいた案件をミス無く処理するだけで手一杯でございましたが、幸い治癒も進み5月現在の今、いろいろと滞っていた諸々を進めていこうと、決意を新たにしている次第でございます。

印刷業界的には、コロナ禍における公的な行動制限が解除され、経済活動が通常化したことが一番の変化となります。しかしながら、想定外にパンデミックによる社会混乱が長期化してしまったことで、印刷物のニーズ環境に不可逆な変化が生じてしまいました。その事実を諸規制がなくなった現在だからこそ、いろいろと痛感している現況です。

印刷ニーズ環境変化の一例

各種イベントにおいて「一人でも多く人を集めたい」という、以前なら当たり前の商業意欲を、前面に出せない社会的な抑制圧力が残存したままです。集客よりも先に、コロナ禍における諸注意喚起を前説として掲げないといけないのが、お決まりとなりました。集客よりも人数制限を意識しないとならないのであれば、宣伝・集客のための印刷物のニーズが減るのは必然です。ウィルスが弱毒化したとはいえ殲滅されたわけではないのです。「足の踏み場もない大成功のイベント」を再び夢見られる日が戻ってくるかどうかは、誰にも予測がつきません。

諸経費の高騰

景気はよくなったとはいえないのに、物価が上がるスタグフレーションが日本を蝕みつつあります。社会現象としてのパンデミックが終わったとしても、次の試練が待ち受けていたわけです。残念ながら、日本の社会構造に起因する円安と物価上昇は、簡単には制御できそうもありません。

印刷業界も製紙会社・インク製造業・輸送業からの値上げ要請の圧が重くのしかかってきます。これらに対応しながらも一人でも多くのお客様に満足いただけるサービスを提供し続けていくことが我々の使命です。

プリントエクスプレスの目指す方向性

印刷データの作成手段の多様化に一番機敏に対応できるネット印刷会社でありたい 
この方針をより鮮明に打ち出していく所存です。
特に弊社が得意とする三大アプリ(ソフトウェア)に関する情報発信をより積極的に行っていく所存です。

  • Affinity Designer
  • Canva
  • Apple Pages

これらの弊社にとって親しみ深いアプリで、印刷データを作る人たちの母数は、確実に勢いを伴って増えています。これらの新しい道具で印刷データ作成を試みるユーザーの皆様に、他社にはない有益な情報を本年上半期は使命感を持ってお伝えしていきます。今後ともプリントエクスプレスをどうかよろしくお願いいたします。