【必読】Appleハードご利用者の皆様、PDFの確認にはAdobe Acrobat Readerを利用しましょう。

Mac・ iPad ・iPhoneにて印刷データを作成する皆様に必読の情報です。

弊社は以前よりAppleのワープロソフトであるApple Pages作成データのオフセット印刷請負を業界で最初に手を上げ、既に七年以上の実績がございます。併せてiPad/iPhoneの性能向上に伴い、それぞれのハードでつくられたPages作成データの入稿にも積極的に取り組んで参りました。

またオンラインデザインサービスであるCanvaを筆頭にMac及びiPadでの気楽なデザイン作成データの入稿実績も右肩上がりで増えています。

しかし、ここ1年ほど前から一つの問題が顕在化してきました。

校正として返信したWindows出力のPDFファイルがApple系のプレビューで正確に表示されない

この問題です。一番頻出なのがiPhoneで、ほぼ同じ比率でiPadでも生じます。厄介なのはMacでも頻度は落ちるものの正確に表示されないことがあります。これらは全てAppleの純正ビューワーである「プレビュー」でPDFを閲覧した場合に生じます。

当初はiPhoneは主としてメモリの少なさに起因すると考えておりました。スマートフォンの用途的に重たいPDFファイルを閲覧するシチュエーションが、そもそも想定外なのかもしれません。しかし、閲覧用に大幅に軽くしたPDFでもやはり表示が上手くいかない問題が多発しました。

回避策として

お戻しする「校正」「念校」をPNGやJEPG形式にすることで一応は解決します。しかしながら下版するファイルがPDFである以上、お客様にもPDF形式で確認いただくのがベストであることに変わりはありません。

改善されない理由

アップルとPDFの本家であるAdobeは伝統的に仲が悪いです。近年はFLASH形式ファイルの扱いで火花を散らしました(アップルの勝利)なので邪推にはなりますが「プレビュー」で再現性が売りのPDFの表示が不安定なのは、そのあたりの歴史的な確執に遠因があるのかもしれません。昔話をするのであれば、以前のMacで出力したPDFは非常にクセが強く扱いに困ることが多かったです。最近はその方面での問題は顕在化しませんので、この問題もいずれは解消されるとは思いますが、それがいつになるかは分かりません。

現時点でのベストの解決策

AppleデバイスにAdobe Acrobat Readerをインストールする

これがベストです。無料でダウンロードできますので、Appleのハードで印刷データをつくる場合には是非インストールをお願い致します。Appleストアからダウンロードをお願いします。