クラシック音楽の告知フライヤーをデザインする場合に抑えておきたい点
クラシック音楽のコンサートやライブ開催が決まり、次に必要になるのが「告知用フライヤー」。でも、デザインに自信がないと不安になりますよね。この記事では、印刷デザインが本職でない方にもわかりやすく、レイアウトの基本、必要情報、デザインのコツ、印刷会社に提出するデータの作り方までを紹介します。
1. 必要な情報を洗い出す
まずは、何を載せるべきかを整理しましょう。以下の情報は基本です。
- 公演タイトル(例:「○○交響楽団 第○回定期演奏会」)
- 日時(開場・開演)
- 会場名・住所・アクセス情報
- 出演者名・団体名
- 演目(作曲者名・曲名)
さらに、可能であれば以下もあると親切です。
- チケット料金
- 予約・問い合わせ方法(QRコードがあると便利)
- 主催・共催・後援
- 注意事項(未就学児入場不可など)
2. レイアウトの基本
見やすく整理された構成が大切です。以下のポイントを意識しましょう。
- サイズはA4:掲示・配布しやすく一般的です。
- 視線の流れ(Zの法則):左上→右下へと配置すると自然です。
- 情報のグループ化:日時と会場をセットで配置するなど、見やすく整理。
- 余白を意識:詰め込みすぎず、読みやすさを優先。
3. クラシックらしいデザインのコツ
- フォント選び:セリフ体(明朝体など)で上品に。本文はゴシック体で可読性を。
- 色づかい:白・黒・紺・グレーなど落ち着いた色が◎。差し色にゴールドなども。
- 画像:高解像度の演奏者写真、楽器、譜面などを使うと雰囲気アップ。
4. 印刷会社に渡すデータの作り方
見た目どおりに印刷されるよう、以下の点を確認しましょう。ただし、絶対条件ではないので、とりあえず解像度が足りていてPDFファイル形式になっていればなんとかなることも多いことを理解しておくと気が軽くなります😄塗り足しもあった方がいいですが、補填する方法が印刷会社にはあります。
- カラーモード:CMYK
- 解像度:300dpi以上
- 塗り足し(3mm):背景が端まである場合に必須
- 文字のアウトライン化(Illustrator使用時)
- 対応形式:AI、PDF、PSD、高解像度であればPNGファイル形式もOK
5. 初心者におすすめのツールや印刷サービス
- Canva:無料テンプレート多数。PDFでの印刷対応も簡単。お薦め
- Adobe Express:簡易作成向け。
- Apple Pages:Mac利用者なら直感的に操作できるApple謹製のデザインワープロソフト
- 印刷会社は幅広いツールのデータを美しく印刷する送料無料のプリントエクスプレスをご利用ください。
上記のツールを使う場合のポイントは入稿データを高品質のPDFにすることです(重要)
まとめ
クラシック音楽の雰囲気を伝えるには、シンプルで上品なデザインが効果的です。完璧を目指すより、「見やすく、魅力が伝わること」が大切。ぜひ楽しみながらフライヤー作成に挑戦してみてください。どこから手をつけて良いか分からない場合は、「Canvaでテンプレートを選ぶ」というアクションが、最も効率的にショートカットにデザインに着手するコツといっても過言ではありません。