2019年の印刷通販業界展望

新年おめでとうございます。
2019年のネット印刷業界の展望について、私的な展望を書いてみたいと思います。

昨年末に痛感したのですが、業界の師走の繁忙が前年までと比較して不気味なほど感じられませんでした。大手二社も例年行っていた大規模な受注制限措置の必要がなかったようです。業界全体的に仕事のパイが減っていることを肌感覚で理解しました。

2019年 業界的に深刻なのは、間近に迫った用紙の大幅値上げでしょう。一律20パーセントアップとは尋常ではありません。独禁法案件にならないのが不思議なぐらいです。弊社は平台中心ですが、輪転の巻き取り用紙の印刷業者による熾烈な奪い合いが業界的には大きな話題でした。ただでさえ薄利な印刷業界にとって、この大幅な用紙値上げは死活問題であり、業界の淘汰圧力がさらに強まりそうです。

一昨年ぐらいから激減したネット印刷業界への新規進出はさらに減りそうです。今から参入して利益が出るとはとても思えません。上位業者の寡占が進行しており、中堅下位の業者の生存競争も苛烈になりそうです。

弊社への入稿データのトレンドという足元を見てみると、10年前は主流だったイベント告知フライヤーの需要があからさまに減っています。SNSの普及で紙媒体を利用しての告知にニーズがなくなりつつあるからです。大規模イベント・役所関連および高齢者に向けの告知媒体としては、まだまだ生き残りそうですが、将来的な見通しは明るくありません。

一方、2019年は改元と消費税増税という、印刷物の特需が見込まれるイベントがあります。改元にともなう需要増がどの程度になるのかは予測がつきません。消費税増税に関しては、8%になったときに特需が発生しましたので、それは期待できそうです。とはいえ誰にとっても嬉しくない増税に期待するのも、筋が違う気がしないでもありません。更に来年2020年には東京オリンピックも開催されます。どの印刷業者も、今年と来年は特にしっかり頑張り、社会的使命を果たそうと考えているはずです。弊社も例外ではありません。

DTPテクニカルなトレンド展望に関しては、日を改めて投稿いたします。