Affinity Designerで二重トンボをつける方法(裏技編)

Illustrator代替ソフトウェアとしての地位を固めつつあるAffinity Designerにて日頃慣れ親しんでいる日本式トンボ(二重トンボ)を使った入稿データを簡単に作る方法をご案内します。

Affinity Designerは塗り足しの設定及びトンボ(トリムマーク)の設定が可能です。これだけでも印刷用データ作成のIllustrator代替として使われる他のソフトウェアよりアドバンテージが大きいです。しかし残念ながら西洋式のトンボしかつけることができません。世界中で使われている西洋トンボで実質的には困ることがないのですが、代替ソフトウェアとしては日本式トンボを使いたくなりますよね。

IllustratorのテンプレートファイルをAffinity Designerで開く

結論をいってしまえばこれだけです。Illustrator利用の場合でも既にトンボの入ったテンプレートを利用するのは普通です。むしろIllustratorのトンボをつける機能(トリムマークの作成・PDF出力時に付加)を利用する人の方が少ないでしょう。

Affinity DesignerはIllustratorの代替ソフトウェアだけあって、aiファイル・epsファイルをダイレクトに開くことが出来ます。もちろん完全互換ではないので複雑なaiファイルを正確に開ける保証はありません。

しかし、Illustratorテンプレートファイルは構造がシンプルです。様々なテンプレートファイルを開いてみましたが、特に表示が崩れたり、サイズが変わってしまうことはテストした範囲では見受けられませんでした。それであれば豊富にあるIllustratorの資産を利用するのは極めて効率的かつ賢明な方法です。

Illustratorテンプレートは下記よりダウンロード出来ます。

https://www.printexpress.co.jp/user_guide/template

  1. IllustratorのテンプレートファイルをAffinity Designerで開く
  2. 開いた結果を確認してAffinity Designerから「テンプレートとして保存」を選ぶ
  3. そのテンプレートを利用してAffinity Designerで作業する。
  4. できあがったデータをPDF/X-4で出力する。←入稿データのできあがり。

この手順で作成すれば入稿先から歓迎される完全な入稿データ出力が可能です。
ご注文をお待ち申し上げております(^^)