Canvaのご利用で一番多い問題はデータサイズの指定ミスです。
世界的なデザイン作成ツールCanvaのご利用が急増しています。弊社へのCanvaを利用したご注文も右肩上がりで増えています。
印刷データの作成方法も近年多様化しつつあります、Illustrator一辺倒だった時代を考えると隔世の感があります。
Canvaはテンプレートありきのサービスから生じる問題
ほとんどのデータ作成アプリケーションは「最初にサイズ指定ありき」の発想で作られています。そのためサイズ指定が問題になることは稀です。また、A列(A4やA3、A5といった定型)もB列(B5、B4、B2等)も縦と横の比率が同じなので、印刷サイズと異なっても、弊社でリサイズすればよいだけなので、問題はほぼ生じません。
海外発のサービスであるがゆえに
もちろん日本語化されている以上、正しいサイズで始められるお客様が多数派です。しかし、まず好きなデザインテンプレートを探して、そこからデザインを始めるという流れになると、海外発のサービス故にインチ基準や国際的なレターサイズでテンプレートが作られている事例も多く、そこで作業を始めてしまうと、サイズがA列・B列に合わない縦と横の比率が特有のデザインができてしまいます。特にA4(210x297㎜)のつもりが国際レターサイズ215.9 × 279.4mmになってしまう事例が多発しています。縦と横の比率が違うので、弊社としても後作業が困難になるデータとなってしまいます。
もう一つの多発案件、名刺をチラシサイズで作ってしまう事例
一般的な名刺は55x91㎜です。これはA4やB5を縮小してもこのアスペクト比(縦と横の比率)にはなりません。なのでこのドキュメントサイズのデータを名刺に落とし込む場合には天地をトリミングするか、アスペクト比を歪めざるを得ません。もっともこれはCanva特有というよりも、名刺の縦と横の比率がA4等と違うという知識を知らないゆえですので、他のアプリケーションをご利用なさったお客様にも発生する事例です。
デザイン着手前にサイズを必ず確認しましょう。
サイズ指定の間違いはCanvaトップページの「デザインを作成」から作業を始めずに「テンプレート」の選択から始めてしまうことで生じます。まずテンプレートありきではなく、「デザインを作成」から作業を開始することをおすすめします。
デザイン作成後からのサイズ変更
有料プランなら容易にできます。外部リンクとなりますが下記をご参照ください。