5年ほど前に、iPhoneで作成された印刷データの入稿を受け付けたときは驚きました。黎明期からDTP界隈を知っている身からすると、手のひらに乗る携帯端末で印刷データを作れるという事実がシックリくるまで相応の時間が必要でした。
それから5年経ち、弊社のシステムが(リニューアルしたばかりなのですが)iOS上で上手く使えないというお叱りを良くいただくようになりました。弊社はiOS版もあるApple Pagesの入稿を売りにしている以上、当然の御意見です。
誠に恐縮でございますが、弊社サイトはデスクトップPC・Macに最適化していますので、現状におきましてはiOS(Android)からの通常のご注文は対応しておりません。しかし、新たに実装した「再入稿システム」からなら、ご注文が可能です。ここからのご利用を大歓迎します。
こちらから御願いします→ https://www.printexpress.co.jp/form/reupload/entry
※ 再入稿システムからの御発注ですと、特記事項に仕様・数量及び納品先の情報をお伺いしなければならず、また決済方法としてクレジット決済ができないという大きな欠点があります。その旨につきましては予めご了承願います。
完全対応は弊社の今後の課題です。
リニューアルしたサイトなのでスマホ上からもサイトの閲覧は普通にできます。ゆえに入稿も普通にできるとお客さまが判断するのも無理からぬことです。しかし、スマホ用のOS、iOSやAndroidにシステムを最適化すると、数としては圧倒的に多いWindows・MacOS上におけるシステムの作動が不安定になるというジレンマを抱えてしまうのが現状です。
最適解は、スマホやタブレットご利用のお客様に最適化した入稿システムを構築することですが、残念ながらそこまでのシステム構築費用を捻出することが現状ではできません。
iPhoe等のスマートフォンは利用者の母数が膨大です。台数ベースだとデスクトップPCやMacの10倍、あるいは100倍以上存在しているはずです。「画面が小さいから印刷データをつくろうとするお客さまの母数は少ない」と勝手に決めつけては商機を逃してしまいます。
さらにいえば、iOSにはiPadという大きな画面を備えるデバイスもあり、Adobeを初めてとするソフトウェア企業はタブレット使用の印刷データ作成を強力に推進しています。それを考えるとiOSに最適化した入稿システムの潜在ニーズは既に大きく、将来的には驚くほど巨大になる可能性さえあります。
iOSに最適化したネット印刷入稿システム構築に興味のあるベンチャー企業さまがあれば是非コラボレートしてみたいです。