Affinity Designerとネット印刷

Affinity Designer作成データをプリントエクスプレスは歓迎します。


お客様のニーズを模索しているうちに、ひとつ大きな鉱脈をみつけました。Affinity Designer というIllustratorの代替ソフトウェアです。上記を呟いたところ、僅か10分で多数のリツイートと64ものイイネをもらえました。長年Twitterをやっていますが、瞬間的にこんな大多数の反応があったのは初めてです。このソフトウェアを使って印刷データを作成したいという大きな潜在ニーズがあることを確信いたしました。

Affinity Designer – プロフェッショナル向けのグラフィックデザインソフトウェア

極めて安価で優秀なIllustratorの代替ソフトウェア

AdobeのIllustratorは高額のサブスクリプション契約を結ばないと使うことができません。DTPで利用するなら、最低でもIllustrator・Photoshop・Acorobat DCは必須なのですが、おそらく意図的だとおもいますが、DTPに特化した廉価プランがありません。必然的に毎月5,680円を払わなくてはなりません。一年で7万円近い出費はキツいですね。そこに低価格で支持を集めているのがAffinity Designerです。

買い切りで6,100円のAffinity Designer

Adobeのサブスクリプション価格と比較すると、比べるのが嫌になるぐらい安いです。Photoshopの代替ソフトのAffinity Photoを両方購入しても12,200円です。これでIllustratorと同等に近いことができるのであれば、こちらを選ぶ人が増えるのは当然です。このソフトはAppleが2015年に賞を与えています。AppleとAdobeは仲が良いとはいえないので、安価な競合品の登場を歓迎したのでしょう。

比較動画(英語)

Affinity DesignerはIllustratorの代替ソフトウェアの本命

Affinity Designerで作成したデータの入稿実績が既に弊社にはあります。これだけコストパフォーマンスが優れているのですから、印刷データの作成が主業務ではない企業様のデザイン部署や個人利用等での利用は確実に増えていくでしょう。絶え間なく機能改善のアップデートを重ねている点も好感度が高いです。

弊社ではソフトの検証をこれから行います。

日本式の二重トンボこそつけられないものの、塗り足しの概念も問題なく、PDF/X4への出力機能がデフォルトで搭載されているので、作成データを適切にオフセット印刷出来ることは現時点で既に保証できます。塗り足しの機能だけでなく、アートボードのサイズを細かく設定できますので、A4なら216x303㎜でデータを作成するのもよいでしょう。ダウンサンプリング(画像の圧縮)モードが300ppiだけではなく400ppiも用意されているところなど、日本人利用者の感性にも合っています。起動時間は弊社の環境ではIllustratorと同じぐらい必要ですが、起動後の動作は極めてサクサク軽いです。比較するとIllustratorが鈍重に感じてしまいます。

プリントエクスプレスは4月からAffinity Designerに正式対応予定です。

現時点でも塗り足しを確保したPDF/X4で出力していただければ、まったく問題ないです。4月の弊社サイトリニューアルの際に正式な対応を表明致します。それまでにお客様からの質問にできるだけ的確にお答えできるように、情報の蓄積に努める所存です。

正式対応しました。2020年6月~