Affinity Designer作成データ歓迎

シェア急増中のIllustrator代替ソフト!

Affinity DesignerはSerifというイギリスの会社から発売されているIllustratorの代替ソフトウェアの1番手に上げられる将来性豊かで使いやすいソフトです。 対応OSはWindows・MacOS・IOSに対応。IllustratorやPhotoshopのデータを読み込むことができます。

Affinity Designerの特徴

  1. 安い(買い切りで6千円・キャンペーン中なら3千円)
  2. ベクター、ラスター切り替え自在(Photoshop的な使い方も部分的に可能)
  3. 印刷用途を強く意識した設計(CMYKモード・裁ち落とし設定対応・PDF/X-4出力OK)
  4. 軽い・高機能・イラレデータを直接開くことができる。
  5. 注目を集めているソフトウェアなのでネットに情報が多い(解説記事・動画)
ここから購入できます。

入稿データ作成の重要ポイント解説

基本的な操作はIllustratorと非常に似ています。Illustratorの心得があれば数日で基本的な機能は使いこなせるようになるでしょう。逆にIllustratorの心得がない人には相応に敷居が高いかもしれません。とにかく安価ですので、将来的にIllustratorを使いこなしたい方の入門用という位置づけもできます。

印刷用のデータを作成する場合は「新規作成」で下記を注意すればOKです。

    • サイズは印刷したいサイズ(この場合はA4)
    • DPIは400(最大高解像度)
    • カラーフォーマットはCMYK
    • カラープロファイルはJapan Color 2001 Coated


上画像の設定で問題ありません。別項目で裁ち落とし(塗り足し)の設定もできますが、最初からそれをサイズに含めてしまってA4なら(216×303㎜)とするのもデータを受け取る側としては歓迎です(文字情報が端に配置されないかぎりにおいて)

一番効率的にAffinity Designerを使って印刷データを作成する裏技紹介

上記のようにAffinity DesignerはIllustratorのデータを開くことができます。ということは豊富に用意されたIllustratorの印刷用テンプレートをそのまま流用できるのです。テンプレートをダイレクトにAffinity Designerで開けばすぐにデザインの作成に取りかかることができます。お薦めです。

詳細は以下をご覧下さい

ご注文は下記より御願いします。

https://www.printexpress.co.jp/

塗り足しの概念を理解しましょう

塗り足しの概念を理解すれば即中級者になれます

印刷発注者の初心者と中級者を隔てる壁があるとしたら、それはなんでしょうか? IllustratorやPhotoshopのスキルでしょうか。答えは「塗り足しの概念を知っているかどうか」です。お客様のデータをお預かりする立場からいうと、塗り足しの概念の知識があり、それをデータ作成に反映させているだけで「わかっている人・印刷の発注経験がある人」という認識になります。「知るは3分、知ったら一生」という費用対効果の高い知識なのです。

これはよくある印刷データです。オブジェクトの外側にある線が「トンボ」と呼ばれる「断裁する際の目安の線」です。断裁の目安なら一本の線で良さそうなのに二重になっているのがわかると思います。拡大するとこうなります。

刷り上がった紙を仕上がりサイズに断裁する際、このトンボの内々を切れば意図したサイズに仕上げることができます。内々を断裁することによって天地左右に3㎜ずつのゆとりがあることになります。この3㎜のゆとりを「塗り足し」といいます。

塗り足しが必要な理由

「断裁誤差によってシロ(白)が出ることを防ぐため」というのが正解です。印刷のあらゆる工程の中で一番誤差が生じやすいのが「物理的に紙を切る断裁」工程です。印刷の版は細かいドットの集まりですので、ミクロン単位のズレも許されないシビアな世界です。近年、多くの工程がフルデジタル化したことによって、僅かな誤差もほぼ生じなくなりました。昔はフィルムを4枚重ね合わせていたので、いわゆる「版ズレ」という事故が多発しました。それが21世紀になって刷版(印刷の原板)がデジタル出力できるようになったので原理的にズレ無くなったのです。

物理的に切る以上、誤差はなくせない

多くの工程がデジタル化されたとしても、印刷物が紙である以上、意図したサイズに仕上げるためには、物理的な金属の刃で切り落とす以外に方法がありません。人類は月に着陸するまでに進歩しましたが、それでも雨が降れば傘をさす以外に濡れずにすむ手段がないのと同じです。

紙は物理的存在であるので、湿度によって体積やサイズが変化します。そのため断裁機の精度を上げても、紙の質量が外的環境に左右される以上、断裁時の誤差を0にすることは極めて難しいのです。

塗り足しは断裁誤差を表面化させないためのバッファ

上記の理由により断裁時に誤差が生じても、その誤差を見込んだ余裕があれば仕上がりに問題は生じません。僅かな誤差で端に紙の地色(シロ)でて不良品になることを防いでいるのです。そのために天地左右に3㎜ずつの余裕をもたせることを「塗り足し」といいます。

原寸と塗り足しサイズの例
  • A4 原寸 210×297㎜ 塗り足しサイズ:216×303㎜
  • A5 原寸 148×210㎜ 塗り足しサイズ:154×216㎜
  • B4 原寸 257×364㎜ 塗り足しサイズ:263×370㎜
  • 名刺 原寸 55×91㎜ 塗り足しサイズ:61×97㎜

塗り足し(トンボ)の付け方

トンボのついたテンプレートを利用してデータを作成する

Illustratorの為のあらかじめトンボが用意されたテンプレートを利用してデータを作る方法です。伝統的・古典的といえる手法です。特に折り指示があらかじめ記載されたテンプレートは非常に便利です。プリントエクスプレスも下記の場所にテンプレートをご用意しております。

Illustratorの「トリムマークの作成」機能を使う

Illustratorで長方形のオブジェクトを作成。そのオブジェクトを選択して「オブジェクト→トリムマークを作成(C)」でトンボが作成できます。一時、この機能には色々な不具合がありましたが、現在ではワンクリックでトンボを作成できます。ただし折りトンボ等はつけられません。

 

PDF描き出し時にトンボをつける

あらかじめ「ドキュメント設定」でアートボードに四方3㎜の裁ち落としを設定してデータを作成します。そしてIllustrator上でデータの作成が終了したら「別名で保存」で拡張子PDFを選び「プリセットをPDF/X-4」「トンボにチェック」「裁ち落としにチェック」でPDFを作成します。

これだけです。塗り足し外のオブジェクトはトリミングされます。またテンプレートを利用したときに発生しがちな「オブジェクトの裏側にトンボが隠れる」問題も生じません。Adobeはアートボードに裁ち落とし3㎜を設定して、PDF描き出し時にトンボをつけるこの方法を強く推奨しています。印刷現場としてもこの手順で出力されたデータは不確定要素がなくとても扱いやすいです。この機能は実装されて10年以上経ちますが、未だに手練れのIllustratorプロフェッショナルでさえ、ほとんど利用していないのが現状です。一度この工程でトンボをつけることに慣れたら、繰り返し使いたくなることは必須ですので、一度試していただければ幸甚です。

実はトンボは必須ではありません

上記でIllustratorを利用したトンボの使用方法を御案内しました。Illustratorをもっていない場合はどうするの?という声が聞こえてきそうです。印刷会社的にいえば必須なのはトンボではなく塗り足しの確保の方です。 トンボがなくても天地左右に3㎜の余裕があればトンボは後工程で入れることは簡単です。しかし塗り足しを配慮していないデータは場合によっては印刷出来ません」背景に色や文様があり、なおかつ端ギリギリに文字オブジェクトがあるデータが一番対応に困ります。厳密にいえば塗り足しを印刷会社で確保する方法はいくつかありますが、それはお客様の元データに手を加えることと同義ですので、まったく好ましいことではありません。トンボをつけることができるソフトウェアは少数派です。しかし、出力ファイルのサイズに塗り足しサイズを加えることは、PDFを出力できるソフトウェアならほぼ対応できます。A4サイズなら出力PDFのサイズが210×297㎜ではなく、216×303㎜で出力するようにすれば、トンボがなくても印刷会社的には「完全データ」の扱いになります。それぐらい塗り足しの確保は重要なのです。

 

 

Wordで美しい印刷

WordアイコンWord(ワード)はマイクロソフト社のワードプロセッサーソフトです。世界で膨大な利用者を要する得意な人の母数が多いソフトウェアです。オフィスワークにおけるデフォルトのドキュメント作成ツールとして、世界中の事務所で汎用的に使用されています。オフィスワークにおけるドキュメントの作成に特化したソフトウェアですので、オフセット印刷データを作るためには、いくつかの押さえるべきポイントがあります。弊社の長年の経験で押さえておくべき二つのポイントを厳選いたしました。これを押さえれば、プロ用ソフトウェアで作ったデータに劣らない高品質な印刷データ作成が可能となります。

配置した画像の画質を落とさないコツ

MicrosoftのOffice製品はその名の通りオフィスで最も使い勝手良くなるように設定されています。そのため印刷データを作成するためには、足枷となるような初期設定を解除する必要があります。最も厄介なのがデータが重たくならないように貼り付けた画像データを軽くする(画質を落とす)機能がデフォルトで備わっていることです。これは設定で簡単に回避することが可能です。

印刷に最適化したPDFを出力するコツ

Wordで作成した印刷データを モニター上のイメージのまま印刷するのに最も確実な方法はPDFファイルに変換して入稿することです。PDFに変換すれば、意図したものと異なるレイアウトで印刷されてしまうリスクを大きく減じることができます。
しかし、ここでもWordにデフォルトで備わっているPDF変換機能は、やはりファイルの肥大化を防ぐため、必要以上にデータを圧縮してしまいます。これは美しい印刷のための大きな足枷となります。以下の方法でそれを回避することができます。


上記の方法はベターであり、ベストな方法は内蔵PDF変換機能を利用しないで、Adobe Acrobat DCをはじめとした、クオリティの制御が聞きやすい外部のPDF変換エンジンをインストールし、それを利用してPDFファイルを出力することです。

PowerPoint(パワーポイント)入稿のコツ

PowerPoint logoPowerPoint(パワーポイント)はマイクロソフト社製の世界で膨大な利用者を要するプレゼンテーション用ソフトウェアです。分かりやすいプレゼンテーションを行うために備えられた各種機能がWordよりも直感的にわかりやすいこともあり、弊社へ入稿されるMicrosoft Officeを利用したデータでは入稿点数もWordにひけをとりません。とはいえプレゼンテーションデータの作成に特化したソフトウェアですので、印刷データを作るためには、いくつかの押さえるべきポイントがあります。弊社の長年の経験で押さえておくべき三つのポイントを厳選いたしました。これを押さえれば、プロ用ソフトウェアで制作したデータに劣らない高品質な印刷ファイル作成が可能となります。

最大の落とし穴は正確なサイズ設定

プレゼンテーションに特化したソフトウェアですので、サイズの考え方が他のソフトと異なります。具体例で申し上げますと「A4と指定したのに主力したドキュメントサイズが違うサイズになる」という問題です。下記でその回避方法を詳細に説明してありますので、ご一読ください。

配置した画像の画質を落とさない設定

MicrosoftのOffice製品はその名の通りオフィスで最も使い勝手良くなるように設定されています。そのため高品質な印刷データファイルを作成する場合に、足枷となる初期設定がいくつかあり、それ解除する必要があります。最も厄介なのがデータが重たくならないように貼り付けた画像データを軽くする(画質を落とす)機能がデフォルトで備わっていることです。

印刷に最適化したPDFを出力するコツ

PowerPointで作成した印刷データを モニター上のイメージのまま印刷するのに、最も確実な方法はPDFファイル形式に変換して入稿することです。PDFに変換すれば、意図したものと異なるレイアウトやフォントで印刷されてしまうリスクを大きく減じることができます。
しかし、ここでもデフォルトで備わっているPDF変換機能は、やはりファイルの肥大化を防ぐため、必要以上にデータを圧縮してしまいます。これは美しい印刷物の制作ための大きな足枷となります。以下の方法でそれを回避することができます。


上記の方法はベターであり、ベストな方法は内蔵PDF変換機能を利用しないで、Adobe Acrobat DCをはじめとした、クオリティの制御が聞きやすい外部のPDF変換エンジンをインストールし、それを利用してPDFファイルを出力することです。

Illustrator利用のコツ

Illustrator概要

Illustrator(イラストレーター)はDTPソフトウェアのデファクトスタンダードです。プロが作成する冊子以外の印刷物のほとんどが、このソフトウェアによって作成されています。Adobe社としては「印刷物作成ソフトウェア」ではなく、「ベクターデータによるデザインツール」というのが本来のこのソフトウェアの立ち位置です。聞き慣れない単語かもしれませんが、Photoshopが「点の集まり(ラスター)」を制作・制御するデザインツールとすれば、Illustratorは「点ではなく座標軸で描画されるデータ(ベクター)」を制作・制御するデザインツールです。かみ砕いていうと「数値で表せる位置データを利用して二次元を表現する」のがベクターという概念です。点の集まりではないので拡大しても粗くなることはありません。

2020年現在の現状に沿ったポイント説明です。

ソフトウェアの進化に伴い定番のイラストレーターを利用したデータ作成で失敗しないコツも変わってきています。そこで最新の現状に即したポイントを説明致します。

いま現在のデータ不備理由トップはリンクファイル欠け

弊社の近年のデータ不備履歴を見ると、Illustratorファイルでの入稿不備の8割が「リンクファイルが足りない、全く同梱されていない」です。ネイティブファイルでのご入稿を前提の場合は、後入稿前にファイルが足りないかどうか確認作業が必須です。このエラーを回避するのに有効な手段は、ベターとして「入稿前に画像データを全て埋め込む」、ベストは「印刷用のPDFフォーマット(PDF/X-4)に出力してから入稿することです。

昔ほど必須ではなくなったアウトライン処理

以前のIllustratorファイルでの不備理由は圧倒的に「フォントのアウトライン処理忘れ」でした。しかし、この不備は近年激減しています。理由はOS常備フォントの品質向上と、フリーフォントの高品質化によって、御入稿ファイルのフォントが弊社にないというシチュエーションが滅多に生じなくなったからです。とはいえ英文フォント等でアウトライン処理ができていないための再入稿は現在も多いです。よほどの理由がない限りアウトライン処理はやっておいた方がよいのは今後も同様です。〔ネイティブデータ入稿時の場合〕

EPSは役目を終えようとしているファイル形式です。

以前は印刷の現場の共通言語はポストスクリプトでした。しかし現在はPDFが共通言語です。故に入稿ファイルをeps形式にする必要はありません。epsファイルは透明を理解出来ないので変換過程で問題が生じる場合もあります。epsよりもaiのネイティブファイル・PDFファイルの方がより問題の生じにくいファイル形式です。

今後は基本はイラストレーターでもPDF形式に出力して最終データとするべきです

上述のように現在の出力現場はPDFを前提とした処理となっています。リンク欠け・アウトライン処理忘れを完全に回避でき、ファイル容量も大幅にコンパクトになるPDFファイルでの入稿を弊社は推奨致します。こちらもご覧ください。

テンプレートよりもアートボードでデータサイズを決めたほうがよい理由

折りトンボをつけられないという問題はありますが、それ以外の場合ではテンプレートを使用するよりもアートボードを印刷サイズにして、最後のPDFへの出力でトンボを付ける方がこれからのトレンドです。何よりもIllustratorの開発元のAdobe社がそれを望んでいます。近年のIllustratorのアードボード周りの機能の充実には目を見張るものがあります。塗り足しを設定したドキュメント設定でアートボードを設定し、最終出力でトンボを付加したPDF/X-4を出力するワークフローを利用されているユーザーは少ないですが、一度この手順に慣れると、その便利さからは離れられないでしょう。

イラストレーターで作るなら塗り足しとトンボの知識は必須

掲題の通りです。せっかくIllustratorで入稿ファイルを作成するのに塗り足しと、適切なトンボを付けないのは非常に勿体ないです。上述のアートボードに設定して出力する方法が推奨ですが、トリムマークの追加機能、塗り足しとトンボが用意されているテンプレートを利用するのも王道です。塗り足しを意識したデータを創れるようになれば、ビギナー卒業です。

Photoshopご利用のポイント

Photoshop概要

PhotoshopアイコンPhotoshop(フォトショップ)はAdobe製品の中でも最も愛用されている汎用性の極めて高い優秀なソフトウェアです。点の集まりで表現される二次元の世界を自由自在に操る力は驚愕すべきレベルに達しています。更に近年ではAI機能も搭載されその進化は留まるところを知りません。そのような多機能なソフトウェアですが、印刷データを作成する場合に押さえておくポイントは多くありません。以下を留意していただければ美しい印刷物が滞りなく創れるでしょう。

2020年現在の現状に沿ったポイント説明です。

ソフトウェアの進化に伴い定番のフォトショップを利用したデータ作成で失敗しないコツも変わってきています。そこで最新の現状に即したポイントを説明致します。

現在のデータ不備理由トップはレイヤーの未統合

弊社の過去一年のデータ不備履歴を見ると、PhotoshopのPSDファイル形式での入稿不備のほとんどが「レイヤーの統合を忘れている」です。レイヤーを統合しないまま違う環境でデータを開くと、お客さまの意図した出力にならない場合が多発します。特にフォントに関してはレイヤーを統合しないとIllustratorファイルでの「アウトライン処理忘れ」と同様の問題が生じます。レイヤーは必ず統合して下さい

レイヤー統合を前提にファイル形式PSDが推奨です。

レイヤーを統合する限りにおいてPSDファイルが一番問題が生じません。特にEPS形式に変換する必要は現状では皆無です。PSDファイルでのご入稿をお願い申し上げます。

EPSは役目を終えようとしているファイル形式です。

以前は印刷の現場の共通言語はポストスクリプトでした。しかし現在はPDFが共通言語です。故に入稿ファイルをeps形式にする必要はありません。epsファイルは透明を理解出来ないので変換過程で問題が生じる場合もあります。epsよりもPSDのネイティブファイル・PDFファイルの方がより問題の生じにくいファイル形式です。

PSD入稿の場合、無理してトンボを付ける必要はありません。

塗り足しの確保(天地左右3ミリずつ)は必須です。しかしトンボを無理してつける必要はありません。弊社でも理由はわからないのですが、トンボのついたPSDファイルの半分以上が不適切なトンボになっています。(サイズが正寸ではない・トンボ通り断裁すると文字切れ等が生じる)Photoshopのみで入稿データを作成する場合は塗り足し必須・トンボ不要が推奨です。

カラーモードはCMYKにしてください。

RGBモードのご入稿は最終的に出力にいたるまでの処理で必ずCMYKに変換されます。お客様方でCMYKにして入稿しないとモニター上の色調と印刷物の色調が大きく乖離する場合があります。どの時点でCMYKにするかはお客さまの利便性次第ですが、入稿データはCMYKモードに変換していただくようお願い申し上げます。

プリントエクスプレスご利用時における解像度の設定

Photoshopのデフォルトの高解像度設定は「300dpi」です。通常この解像度でデータを作成すれば問題は生じません。しかし日本では50dpiの余裕をもった「350dpi」が推奨されています。更にプリントエクスプレスにてご注文いただく場合は「400dpi」を推奨致します。理由は弊社は印刷の美しさと競合他社様との差別化を目的に「400dpi」(200線)で印刷しています。弊社の印刷設備性能をすべてに御利用いただく意味におきましても「400dpi」の設定を推奨致します。

解像度について

解像度の理解=美しい印刷物

印刷における解像度の理解が足りないことによって生じる最も多い例が「モニター上では綺麗に見えていたのに、実物の印刷物の画像が粗い」というクレームです。5年ほど前までは最も多い納品後のトラブルでした(近年減っている理由は後述します)もちろん印刷会社としては、そのリスクを事前にチェックするノウハウがありますので、印刷工程に進める前に必ず確認するようにしています。

あからさまに粗い場合はハッキリと「このデータでは綺麗に印刷出来ません」とお伝えすることができます。しかし、微妙な粗さだと最終的にはお客様の判断に委ねるしかありません。結果、仕上がりをみて「予想以上に粗い」という事例が発生します。特に難しいのが一つの印刷物にたくさんの写真が使われている場合です。文句なしの画質の写真の中に微妙な解像度の写真が混ざっていると難しいです。そういう場合はあらためて綺麗な写真を用意するのが困難な場合が多いのです

適切な解像度とは

印刷会社的には「175線」「350dpi」がお題目のようになっています。この数値を遵守すれば多くの問題を考えるまでもなく回避できるからです。ただ数値が足りていても「画像自体がピンボケ」等の素材に問題がある場合は手の施しようがありません。

ほんとうに必要な解像度の話

目安となる「350dpi」というのは「1インチ(2.54㎝)四方に350のドットがある」という意味です。一方モニタの解像度は長らく「72dpi」」がデフォルトでした。ただモニタの4K化やスマホの高解像度化により、現在では72dpiでは少ないというのが新しい常識です。とはいえ5倍にあたる350dpiはまったく必要ありません。

過去の低解像度トラブルの大半は「72dpiで作成されたWeb用の画像を印刷データにそのまま原寸で配置した」場合がほとんどでした。特にチラシの重要箇所である「お店までの簡易地図」をWebからそのまま貼り付ける事例が非常に多かったです。必要とされる解像度の5分の1しかないので粗くなって当然です。

近年は回線の高速化やモニタの高精細化でWebで使用される画像の画素数が全体的に上がっています。更に印刷データに貼り付ける際に縮小すると実効解像度が上がるので、こういった理由で解像度トラブルは全体的に減っています。

350ppiなくても

欧米というか日本以外では印刷用の必要解像度は「300dpi」です。Adobeのソフトウェアで高解像度を選ぶと350ではなく300という数値が出るのはこういった理由です。実際、画像特に階調のある写真では300ppiと350ppiの差はわからないです。日本でプラス50ppi加算されているのは、日本人の美意識である品質を尊ぶ気質と、何かの理由でデータを拡大した場合に耐えうるリスクヘッジ的な側面が理由のようです。

目視で解像度を見分ける簡単な方法
倍率設定

これは「印刷データを300%~400%に拡大してみる」です。Acrobat Reader等のショートカットは〔Ctrl+Y〕Macの場合は〔Command+Y〕で数値を指定すれば拡大されます。拡大された状態で綺麗ならば問題なし。若干粗くても文字情報が無い画像の場合は、致命的なほど酷くはならないです。

過剰な解像度は無意味

ありがちなのが「チラシ一枚のデータなのにファイル容量が数百メガバイト」というデータです。重たいデータは100%過剰な品質の画像を貼り付けてあります。いくら高画質の画像を貼り込んでも、印刷の刷版で不必要な画素は全てダウンサンプリングされますのでまったく無意味です。大は小を兼ねますので、過剰品質なら現場で引き算をすれば適切な品質には出来ます。しかし、足りない画素を無から創り出すことはできませんので、軽すぎるデータよりは多少重たいデータの方が印刷屋としては助かるというのが本音であったりします。